自動車専用船イースタン・カーライナーとミャンマー
ミャンマーへの海上輸送は、「イースタン・カーライナー」をなくしては語れません。
1989年配船を開始してから、厳しい時期にも、他社が撤退するなか、途絶えることなく配船を続けて参りました。また、邦人駐在員を配置するなど、お客様のニーズを積極的に取り込んで参りました。物流のグローバル化に伴い、マーケティング機能の東南アジアシフトをいち早く進め、そのニーズの合わせ、インド・東南アジア域内での多目的船サービスもスタートしました。
今後もミャンマーのリーディングラインとして、今後とも一歩進んだ物流サービスの提供をして参ります。
当社の紹介とミャンマーとの関係
当社は、社名が示します通り、アジア向けの車両輸送からスタートし、その後、在来・多目的船、重量物輸送などにも進出し、東南アジアを中心に事業を展開して参りました。
ミャンマーに関しては、1989年にベンガル湾航路を開設し、自動車船・多目的船の定期配船サービスを安定的に継続してきました。1999年には、同国国営船社「ミャンマー・ファイブ・スター・ライン」と提携を行い、共同配船などを実施してきました。また、ヤンゴンに邦人駐在員を派遣し、現地でのサポートを強化しています。このように、当社は二十数年にわたり、ミャンマー向けのサービスの強化を進めて参りました。更に、2010年よりシンガポールを基点としたASEAN・インドそしてヤンゴンをカバーする多目的船サービスも開始しており、日本からの大型自動車船や多目的在来船、アジア域内サービスなど、ミャンマー向けに月間6-9航海の配船を行う、最大の日系海運会社と言えます。
また、2012年10月、当社現地法人が、日系物流会社としては最初の営業許可を取得し、2013年2月より本格的に営業を開始しています。これにより海上だけでなく、通関・保管・陸送などの陸上での物流サービスもご提供できることとなりました。これからもお客様の物流ニーズをサポートすべく全力で取り組んで参ります。
沿革
西暦 | できごと |
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1989年 |
ミャンマーを含むベンガル湾航路の運航開始。 |
1990年 |
ベンガル湾諸国向け自動車船、在来多目的船サービスの定期配船化。 |
1992年 |
ミャンマー向け中古車の引き合い増加、自動車船配船を強化。 |
1993年 |
政府案件での建設機械などの荷動きが活発化、配船サービスの拡充を行う。 |
1999年 |
ミャンマーの国営船社ミャンマーファイブスターラインと業務提携開始。 |
2000年 |
当社のシンガポール法人であるECLシンガポール社をベンガル湾地区総代理店に任命、インド・ベンガル湾地域の海運ビジネスを強化。日本の海運会社として唯一、邦人駐在員を配置。 |
2010年 |
シンガポールに当社100%出資による海運会社「Everett Asia Line」(EAL)を設立。 |
2012年 |
中古車輸入の解禁に伴い、ティラワ港のMITT内に当社専用の6万平方米の車両蔵地エリア確保。 |
2012年10月 |
現地法人「Myanmar ECL」(現 ECL MYANMAR)設立が認可される。 |
2013年1月 |
邦人駐在員を2名体制に。2月 設立記念パーティーを開催、新オフィスでの本格営業を開始。 |